2013-08-13 Tue
今日は特別の日です。戦死した、父豊田栄次郎が沖縄から母へ書き送った手紙をアマゾンの電子書籍として出版する事が出来ました。父と母が結婚したのは、太平洋戦争も終わりに近い、昭和十九年一月。すでにシンガポールで足を負傷していた父には二度の出征はないはずでしたが、戦争が熾烈さを加える中、半年にして再び召集され、沖縄に赴任しました。新婚早々にして父母は別れ別れになり、生きて再び会うことはありませんでした。
そのような緊迫した状況の下にも関わらず、父は遥か東京の新妻と生まれ来る子を思いやる気持ちを、淡々とそして愛を込めて書き綴っています。70年近い歳月が過ぎましたが、この機会に亡き父の手紙を読み直すことができ、まさに感慨無量です。
今、この平和な日本に暮らせる幸せを、父よ、そして母よ有難う。
この本には、甲府からの第一信から翌年三月十一日付けの最後の手紙、そして母の母へ当てたもの一通が収録してあります。
アマゾンの 電子書籍は「沖縄より愛を込めて〜戦場からの手紙」として出版しました。
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